我が家のプレコはレパシー スーパーフードを主食としている。
レパシーは高品質なゲルフードで、プレコ用のラインナップは2種類ある。
今回は、私が一番にお勧めするプレコ餌のレパシースーパーフードについて紹介したい。
目次
レパシースーパーフードの特徴
レパシー スーパーフードのプレコ用は2種類ある。
- 植物性の「モーニングウッド」
- 動物性の「ボトムスクラッチャー」
自分で作る餌
まず、レパシーのゲルフードは飼育者が自分で作る餌だ。
容器に入っている粉末状の元を熱湯でかき混ぜて固形のゲルフードにする。
作ったゲルフードは最大2週間、冷蔵庫で保存できる。
保存の際は湿気をティッシュで拭き取ってから密封した容器で保存しよう。
レパシーは水を汚しにくい
レパシーが優れた餌という点で、長時間の形状維持で水を汚しにくい特徴がある。
以前は、プレコにドジョウ研究所のグロウFを与えていた。
グロウは成分/栄養価では問題ないのだけれど、直ぐに粉々になり水を汚しやすく底砂と相性が悪い。
また、水がカツオ臭くなる。
そこで、海外のトリム系でグレードの高いプレコを生み出すブリーダーが使用しているゲルフードを使ってみることにした。
ゲルフード（ゼリー状）は、水中で安定して形を維持できるのが特徴。
故にドライフードのように粉々になって底砂に紛れ込みにくい。
レパシーもボトムスクラッチャーは多少臭くなるが、それでもグロウほどじゃないので安心している。
高品質で栄養価が高い
小麦粉ではなく海藻由来の成分でゲル状に固めているので、魚の消化によい水分量の餌。
レパシー スーパーフード ボトムスクラッチャー
レパシー ボトムスクラッチャーは、タンパク質を好む肉食系プレコに適したゲルフード。
主にスカーレットトリムプレコやインペリアルゼブラプレコをターゲットにしている。
無脊椎動物を好んで食べるプレコに好まれるよう、全てのタンパク質と脂質は無脊椎動物（オキアミ、ブラックソルジャーフライ、ムール貝）からなり、魚粉を一切含まない。
以上の理由から、水を汚さなく消化不良にもなり難く食いつきも良いとのこと。
新品の状態はシールパッキンで密閉されてはいたが、気持ち程度は湿気ていた。
私は許容範囲だったが、一般的な日本人は輸送用ダンボールの損傷や配送遅延程度でクレームを云う神経質な民族なので厳しいと評価するかも。
ちなみに肉食系のプレコとは、ヒパンキストルス属、シュードアカンティクス属、レポラカンティクス属、メガランキストルス属などが挙げられる。
- インペリアルゼブラ
- キングロイヤルペコルティア
- ウルトラスカーレットトリム
ちなみに家にある一番高価なフードでもある。
レパシー (REPASHY) モーニングウッド
Morning Wood は繊維質を多く含み、他に比べて硬いゲルフードになるように配合されたゲルプレミックス。
水中でより長く形状を維持すると共に、他の餌に比べて硬さを持つため、流木をかじることが大好きなプレコに最適なフード。
ちなみに肉食系のプレコとは、ヒパンキストルス属、シュードアカンティクス属、レポラカンティクス属、メガランキストルス属などが挙げられる。
- ロイヤルプレコ
- セルフィンプレコ
- ブッシープレコ
レパシーの成分表を見てみる
■以下が保証成分
粗タンパク質分：４５％、粗脂肪分：１０％、粗繊維：１２％、水分：８％、灰分：１１％
よく魚の餌で蛋白質の量だけで判断する人がいるが、重要なのは蛋白質の内容だ。
炭水化物を例に挙げると、焼きそばとサツマイモでは同じ炭水化物でも栄養価の質が違い、後者は無害で逆に痩せるのと同じように、タンパク質も取り込むタンパク質の内容によって全く違う。
オキアミミール、インセクトミール、ムール貝粉末、イカミール、乾燥ビール酵母、乾燥海藻、レシチン、乾燥昆布、ローカストビーンガム、クエン酸カリウム、
タウリン、スイカ、ローズヒップ、ハイビスカスフラワー、キンセンカフラワー、マリーゴールドフラワー、パプリカ、ウコン、イラクサ、ニンニク、塩化ナトリウム、
プロピオン酸カルシウム及びソルビン酸カリウム（保存料として）、マグネシウムアミノ酸キレート、亜鉛メチオニンヒドロキシアナログキレート、マンガンメチオニンヒドロキシアナログキレート、銅メチオニンヒドロキシアナログキレート、セレン酵母、ビタミン：（ビタミンＡ、ビタミンＤ、塩化コリン、Ｌ−アスコルビン酸カルシウム 、ビタミンＥ、ナイアシン、ベータカロチン、パントテン酸、リボフラビン、塩酸ピリドキシン、硝酸チアミン、メナジオン重亜硫酸ナトリウム錯体、葉酸、ビオチン、ビタミンＢ−１２）
セルロース、乾燥海藻ミール、アルファルファリーフミール、スピルリナ藻、ライスプロテイン濃縮物、エンドウプロテインアイソレート、安定化米ぬか、乾燥ビール酵母、乾燥昆布、ローカストビーンガム、炭酸カルシウム、クエン酸カリウム、リンゴ酸、タウリン、ローズヒップ、ハイビスカス花、キンセンカの花、マリーゴールド花、パプリカ、ターメリック、塩、プロピオン酸カルシウム、ソルビン酸カリウム、マグネシウムアミノ酸キレート、亜鉛メチオニンヒドロキシアナログキレート、マンガンメチオニンヒドロキシアナログキレート、銅メチオニンヒドロキシアナログキレート、セレン酵母。ビタミン:(ビタミンA、ビタミンD、塩化コリン、L-アスコルビン酸-2 – 一リン酸 カルシウム 、ビタミンE、ナイアシン、ベータカロチン、パントテン酸、リボフラビン、塩酸ピリドキシン、硝酸チアミン、メナジオン重亜硫酸ナトリウム錯体、葉酸、ビオチン、ビタミンB-12)
容器は硬質プラ製で密封性もある。
但し、米国らしく乾燥材が入っていなかったので別で、容器を用意するか中に乾燥材を入れて保存するかした方がよいだろう。
米国らしく原材料が詳細に記載すぎって感じだけど、日本人が食べる食事より質は良い。
ちなみに日本で食品添加物の安全性は実は保障されていない。
実は長期的な臨床試験は行われてなく、国と業者同士の利権が絡んでいる。
日本は実際、世界一の添加物国家で病人と癌患者が世界有数多い国でもある。
教育の刷り込みで日本は先進国と勘違いしている人がいるが、実は後進国なのだ。
レパシーの作り方
「粉1：湯2」の割合で調合する。
熱湯を入れたら素早くかき混ぜて固まるのを待つ。
作成したフードが固まらなかったら、電子レンジで温めて再度固めることができる。
水分が足りなくて硬ければ、表面が濡れる程度に水を足して暖め直すと柔らかく仕上げることができる。
成功のポイントは水を入れ過ぎないこと。
画像のパッケージと中身は逆。
好みの硬さに固めたら冷蔵庫で2週間以上は保存できる。
温度変化とタッパーの中の水分をティッシュなどで拭き取り保存すれば一カ月以上持つ。
白カビが生えたら捨てるか表面だけ削って綺麗な部分だけを与えている。
水羊羹程度の柔らかさ。
というか水羊羹そのものだった。
匂いはカツオ臭くグロウを濃くしたような臭い。
この状態でチルドなら1週間、冷凍なら半年は保存できるとのこと。
ミックスして作るのもOK。
ミックスして作るのもOK。
肉食餌ばかりじゃ栄養バランスが悪いと考えたので、植物食系プレコ用人工飼料であるモーニングウッドも与えている。
与え方はボトムスクラッチャーの中に混ぜたり、作ったモーニングウッドをローテーションするなど。
ボトムスクラッチャーだけだとオレンジ（オレンジフィンレオパードトリム）の食いつきが悪い。
L-600、LDA-073は肉食傾向が強いといわれているが、ブッシー同様にアンキストルス属なので草食傾向という個体もいるということか。
草食プレコには植物性のレパシー モーニングウッドを配分多めに与えるのがいい。
まあ、家にスイカ達が来たこともあり植物性の餌をローテーションに入れたのは好都合だ。
そんなわけでレパシーのボトムスクラッチャーに加えてモーニングウッドも追加して与えている。
プレコにレパシーを与えてみた
完成したレパシーを実際にプレコ水槽のトリムちゃんとオレンジに与えてみた。
これは食べ過ぎに注意しなくてはいけないほど。
スカーレットトリムプレコが好む餌であることが明記されている通り、とてもよい食いつきだった。
生き餌や人工飼料に慣れると、ゲルフードを餌として認識せずに食いつきが悪いことがある。
家のプレコ達はそんなこともなく、最初から食いつきはよかった。
今では与えた直後から爆食いするほど、大人気の餌だ。
レパシーでプレコに弁当を作ろう
私は最初、自作するゲルフードに面倒臭そうで抵抗があった。
然し、レパシーを実際に使ってみると意外と面倒ではない。
むしろ愛魚にクッキング弁当を作ってあげているという飼い主の満足感。
子供がいない人でも我が子に弁当を作る母親の気分が味わえて一石二鳥ではないか。
そして何よりも他の餌では類をみない食いつきの良さ。
寒天状で水の中でも粉々になりにくく、小麦などの消化に悪そうなものを使っていない。
間違いなくグロウより食いつきは良いし、水中で時間が経っても崩れにくい。
以上、私はレパシーを度使ってみて、成分やゲルフード自体が気に入りました。
入荷量は少ないので気になった人は買ってみると良いかも。
キョーリンのひかりクレストでも良いのだが、レパシーがあまりにも食いつきが良く、餌自体の性能も高い。
うちではレパシー以外は考えられないほどだ。
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