プレコ水槽に適した濾過材(ろ材)を考える

ろ材

今日はプレコ水槽と濾過材(ろ材)の記事。
この記事では、私がお勧めするプレコ水槽に適した濾過材(ろ材)を題材にしたい。

昨今では様々な高性能ろ材が販売されており、各メーカーが独自のノウハウと特徴が色付けされている。
今回の、プレコ水槽に適したろ材というものは、上部フィルターや外部フィルターの中に入れるもの。
よくみるボールやリング状のろ過材の事である。
故に活性炭や化学吸着系の話はサブとて考察する。

初心者の人の参考になれば幸いと思う。

まず、私が思うプレコ水槽に適したろ材は以下ある。

  • エーハイム メック
  • エーハイム サブストラットプロ(サブスト)
  • 太平洋セメント パワーハウス Mサイズ ソフト
  • ウォーターエンジニアリング キャビティ

エーハイム メック

リング状のろ材としては昔からある有名な製品。
サブストより定着面積は少ないが、リング系ろ材の醍醐味は通水性
通水性が高いからこそ大量に入れても目詰まりしなくてフィルターに負担も掛からない。

エーハイム メック
バケツ入り 5リットル

このリング状のろ材は物理ろ過の役割で説明されることが多い。
然し、物理ろ過に関しては濾材でするよりも、ストレーナー(給水口)にウールマットやスポンジなどを取り付けて対策しよう。

物理ろ過をろ材に任せるというのは日本の古い考え方であり、欧州では人間の手で取り除くがオーソドックスだ。
フィルター給水口にウール+常時スポイト糞掃除でフィルター内は生物ろ過に特化できる。

エーハイム メックとメックプロ
エーハイム メック(左)とメックプロ(右)

ちなみに同社のサブフィルターには目詰まり防止の為、リング系ろ材だけの仕様が推奨されている程だ。
安定した通水性と価格も手ごろであり、オーバーフロー水槽などに大量に使われる。

エーハイム公式

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エーハイム
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エーハイム サブストラットプロ

エーハイムのサブストラットプロ(以下サブスト)は、私の中では近年までキングオブろ材だった。

安価で安定した生物ろ過は、スポンジやウールマットだけでは実現できないレベル。
耐久性も高くて型崩れし難い

エーハイム サブストラットプロ
こちらもバケツ入りで買いました。

ただ、そんなサブストにも欠点はある。

サブストのような球状のろ材は、ろ材同士の隙間が狭くなる為に通水性はリング状ろ材に劣る
故に汚れが表面にこびり付くと一気に目詰まりして好気性バクテリアの数が減り濾過能力がなくなる。

ろ材の目詰まり予防には、フィルター本体と内部ろ材の定期的な洗浄が必要だが、その適切な洗浄時期の見極めは難しい。
それは頻繁に洗い続ければバクテリアが維持できないからだ。
その辺、初心者はリング状のろ過材を使った方が失敗が少ない。

サブスト
洗う前のサブストラットプロ。大小様々で型崩れも今夕している。

ちなみに、ろ過能力がなくなると水が臭くなったり、最悪放置すると生体がポツポツ死ぬ。
適切な洗浄時期というものは、餌の量や生体の状態、普段のメンテによって様々で一概には云えない。

私が実践しているのは、45cmプレコ水槽生体1匹と60cmプレコ水槽生体数2匹の場合、毎日1/4程度水替えをして、常時糞掃除をすることだ。
各プレコ水槽の詳細な仕様はプレコレポートなどの別記事を参照してもらいたい。

エーハイム バイオパワー 2412
エーハイムのフィルターを買うと濾材もセットで手に入る。
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太平洋セメント パワーハウス Mサイズ ソフト

エーハイムメックと同じ形状だが、価格が跳ね上がる。
その最大の特徴はPHコントロール機能を備えることや生物ろ過に特化していることだ。

太平洋セメント パワーハウス Mサイズ ソフト
太平洋セメント パワーハウス Mサイズ ソフト

見た目はただのリングでも特殊構造で大幅なバクテリアハウスを形成しているという。
その為、リング状の通水性とボール状のバクテリア定着率の両方の良いところを実現している。

また、ろ材自体に三カ月くらい続くPHコントロール機能もあり、ソフト(弱残性)とハード(微アルカリ性)の2タイプがある。
両方のタイプを組み合わせて使用することでPH変動を一定に抑える効果もある。

限定的な期間だがPHコントロール機能があることやバクテリアが住み着きやすい形状なので、適切な運用管理で実行すると水槽立ち上がりが他のろ材より早く実現できる。

小型フィルターにSサイズやネット入りタイプ、一般的なMサイズ、オーバーフローに適したLサイズなど幅広いラインナップも日本企業ぽい。
メーカー公式サイトには製品の細かい検査結果や製品開発の意気込みが淡々と書かれており、自意識過剰が好きな日本人に大人気なろ材メーカー。

パワーハウス公式

パワーハウス=PHという略語もアクアリウムのPH(ペーハー)みたいで可愛いよね。

太平洋セメント パワーハウス Mサイズ ソフト
Mサイズ ソフトの中身
パワーハウス ベーシック Mサイズ
PHを微アルカリ性に調整するハードタイプ
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パワーハウス
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ウォーターエンジニアリング キャビティ

私が一番オススメする濾過材。
キャビティの特徴は、他のろ材とは異なるマカロニみたいな球体状でプラスチック製。
非常に軽いのが特徴で、球状でありながら細かい襞が内部まで水流を作る。
それはリング状以上の通水性を誇る。

キャビティ 濾材
ウォーターエンジニアリング キャビティ

特殊マカロニ構造が水流を作り、ろ材内部まで水の通り道を作ることで物理と生物ろ過を高効率で行うことができる。
これをキャビティフローと云う。

プラの溶け出しで生体と水質に与える影響に懸念があるが、問題があるとしたら長期的な話になるだろ。
一概にせよ、強力な濾過能力を持つろ材であることは間違いない。

私は、エアチューブなど自分で対策できる範囲は無害な純国産のシリコン100%等に替えてはいる。
然し、ヒーターカバーやコード、フィルターやストレーナー自体もプラスチック製で対策にも限界がある。
まあ、海水ではなく淡水で使用しているので、あまり溶け出さないと楽観視している。

キャビティと相性が良いフィルターは、強い水流を発生させる水中/外部フィルター、流動フィルターなどと相性が良さそうだ。
私も最近、45cmプレコ水槽でメック&サブストからキャビティに切り替えた。
使っているフィルターは、エーハイム バイオパワー2412で相性は抜群と感じる。
水質は以前より好調である。

ウォーターエンジニアリング公式

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結局どれがお勧め濾過材なのか

以上の4製品が、私がお勧めする濾過材。
その中で私が特にお勧めするのは、キャビティとパワーハウス。
今後はこの2製品を主に使用してプレコ水槽の管理をしていきたいと思っているほどだ。

優劣を付けたが、どのろ材も優秀であり、初心者でも十分に使いこなすことができると思う。
初心者に云いたいが、ろ材に頼らずに日々のメンテナンスを怠らずに実践し続けていくのが最高のろ過である。
生体飼育というのは、そういう云うものだ。

家にはエーハイムのメック(5リッター)とサブスト(4リッター)が大量に余っている。
それらを一気に使用して20~30㎝の小型オーバーフロー水槽でも試験的に始めてみるのもよいかも知れない。

寿工芸 ダブルバイオ
寿工芸 ダブルバイオ

番外編として、寿工芸のダブルバイオ。
ネット入りのリング状とボール状の2種類のろ材がセットになっている。
社外のあらゆるフィルターに活用できる手頃なろ材。

初めてろ材を買う初心者が手の出しやすい製品。

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