プレコ水槽におすすめの底砂

私はプレコを底砂とベアタンクの両方で飼育してきた。
その飼育経験から得たものは、プレコと云う熱帯魚は、やはり底砂を敷いて飼育したいと考える。
理由は底砂があるとプレコが喜ぶし安心する。
何より自然の川の中には底砂が必ずある訳で、水槽の環境を少しでも自然に近づけることはプレコにとって良いことだと思っている。
それに鑑賞面でも美しい水槽を演出できる。

今回は、プレコ水槽に入れる底砂について記事を書いていこうと思う。

底砂によるプレコの健康

欧州のプレコブリーダー ヘンリー・ポートマンやブラジルのLeandro Sousaなど、プレコ研究に熱心な著名人は世界中に存在する。
その彼等が云うには、プレコ類は細かい底砂があると調子が良いらしい。

理由は底砂で体の細菌を落としたり給餌時に体内に微量な砂粒を入れることで体内を掃除するとのこと。
確かに細かい砂を入れると、プレコの本能なのか積極的に砂を掘り出す。
また、近年ではプレコの突然死はベアタンクと関係があるという論文もある。

南米ブラジルに在住するLeandro Sousa氏。
水槽面積から飼育可能なプレコの数を計算する方法を提案した人。
プレコの繁殖方法や採集の様子、プレコ鍋の作り方まで幅広くプレコ三昧な人生を送っている。
ネグロやシングー川の貴重な水中映像も提供してくれている。

日本人に多いのだが、他人の動画や記事内容を自分が考案したように自慢する輩がいる。
他者のアイデアをヒントにすること自体は大変よいのだが、最低でも元ネタをリスペクトしてあげるべきだろう。
本当に称賛されるべき研究内容と云うものは「自ら試行錯誤して生まれた結果」である。
この世の全ては結果よりも過程にこそ価値がある。
ただ記事を被せてきたりアイデアをパクるだけならば、それは何の価値もない虚しいものなのだ。

また、インターネットで無料で調べられる情報を何の根拠もなく鵜呑みにしていけない。
それは真の情報に辿り着くことができないからだ。
何故ならインターネットというものはインフラ同様に政府や企業の都合のいいように情報操作されているからだ。
「タダほど高いものはない」「タダで釣って見せたい理由がある」この二言を常に念頭に入れ、生活しよう。
刷り込まれた常識に捕らわれずに、広い視野で物事の裏側に隠れている真実を視るようにしよう。

話が逸れたが、何れにせよ、細かい砂は魚にとっても遊具や癒しとなり精神的に良いのだ。
プレコが喜んで砂を彫って掻き回す姿を自身の目で観察してほしい。
それはプレコ飼育の醍醐味であり、海外のコアなプレコマニアが細かい底砂を使い続ける理由でもある。

実は砂の比重が重いと、砂粒が細かいほど糞や食べ残しは砂の上層に溜まる。
また、粒子が細かいほど急にフィルターが詰まることもない。
メンテナンスを怠らなければ低床を清潔に保てる。

ベアタンクは管理が楽だし、1つの水槽に沢山の数のプレコを入れたいという気持ちもよくわかる。
そういう飼育方法も世の中にはある。
だがしかし、私が目指すプレコ飼育と云うのは、「水槽に入れる魚の数やメンテの手間に管理方法を合わせる」と云うものではなく、「魚に配慮した環境下を優先して手間を掛けることを惜しまずに管理する」だ。
この考えが私が魚よりも飼育設備に投資を優先させる理由だ。
この辺の大切さは資本主義の国だけあって9割の日本人は理解していないだろう。

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プレコ用に買った砂の特徴

実は今までプレコ飼育で使うために購入した砂は結構ある。
その中でも印象的だった底砂の特徴を記載します。

  • ラプラタサンド 田砂などに比べると比重が軽くて舞いやすい、比較的水質に影響がなく色が自然ぽくていい。コスト割高。ADA関連ショップで入手可能
  • アマゾン川源流の白砂 プレコの故郷ブラジル産の砂。サラサラの小麦粉のような感じ。重金属など溶け出しにくいので水質に影響が殆どない。霧のように舞いまくるが比重が重いので意外とメンテナンスが楽。
  • ガーネットサンド 比重が重くて舞い難い。粒が大きい。色が情弱おじさん臭くて非常にダサい。主にインド近郊で採れたものは水質に影響はない。
  • ネグロナチュラルサンド ガーネットサンドとラプラタサンドの中間的で扱いやすい。色がコーヒーアイスみたいでダサイ。Chinaが産地なので成分が怪しい。
  • コンゴサンド ADAの高級大磯 粒が大きいので汚れが低床に溜まりやすい。不純物が入ってないので水質に影響がない
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■初心者にはガーネットサンドがお勧め。
理由はメンテナンスしやすいから。
ただ、メンテしやすいと云っても粒の大きさがあるので糞が砕けて底に溜まる。
可能ならプロホースで毎日底に溜まったゴミを排出するのが理想。
ガーネットサンドは水質に影響が全くないと云われるが、インドで採取されたものを選ぶこと。
欠点としては、砂色が赤紫色というのが凄くダサイが、気にしない人は大丈夫かもね。

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■玄人に一番オススメはアマゾン川源流の白い砂。
この砂は世界中の砂の中でも最も水質に影響がなく、細かい割に比重が重いので砂の底にゴミが溜まり難い。
基本は毎日プロホースをコントロールして砂の表面に浮いているゴミだけ吸い出す。
この砂にすると動画の様にプレコが喜んで掘りまくる。

それに何と云ってもプレコの故郷、南米アンデス山脈のふもとから採取された砂だ。
魚も懐かしい気分になるのではないだろうか。
この砂を使いこなしてこそアマゾンプレコマニアだろう。
是非一度チャレンジしてみて欲しい。

プレコ水槽に敷く底砂の厚さと注意点

私がプレコ水槽に底砂を敷く際には厚さ1㎝程度を目安としている。
理由は薄く敷きすぎるとガラス面が露出したり、厚く敷きすぎると嫌気性バクテリアや好からぬ細菌の温床になりやすいからだ。
特に比重が軽い川砂や粒が大きい砂利などは、薄く敷いても砂の中に汚れが溜まりやすいので注意が必要だ。
対策は日々のメンテナンスが重要になる。
できるだけ毎日、プロホースで汚れているであろうポイントを排出しよう。
一度に水槽の底砂全部を徹底的にメンテするのではなく、60㎝水槽なら3~5回程度に分けてローテーションで汚れを取り除き続けるといった方法が確実に思う。
また、底砂時の注意点として忘れてはいけないことで、餌のやりすぎが一番の水質悪化を招くので、底砂をした場合は給餌量は注意したい。

特にプレコの場合、餌の量が多い/糞の量が多いの2択コンボなので低床の水質悪化だけは最大限注意したい。

ここまで魚の為に底砂を推奨してきたが、飼育法と云うのは様々だ。
決してベアタンクが悪という訳ではない。
水槽の水質は結局は濾過機だけではなく、ガラス面や流木にもバクテリアが付着している。
ベアタンクが危ないのはメンテ方法を間違うとバクテリアが一気に失われて突然水質が崩れる可能性が高いことに尽きる。
それに比べて底砂があった方が安定して強い水質が作れるのは確かなのだが、水質のコントロールに自信がある人はベアタンクにこそ挑戦してみて欲しい。
何故ならベアタンクの方が糞やゴミを確実迅速に発見して排出することが可能だからだ。

最後に、ベアタンクで飼育することのメリットに「清潔で保つ」という理由を挙げるならば、低床に砂を敷いても清潔に保つレベルの数しかプレコを水槽に入れない方が理に適っている。
また、理由は何れにしても、底砂があった方がプレコの健康面で良いからだ。