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リオプロップでプレコ水槽に水流を作る。

カミハタ リオプロップ2000

今回の記事は、カミハタのリオプロップ2000というサーキュレーターを使って、プレコ水槽に水流を作る重要性について考えて書きました。

プレコに何故水流が必要かというと、多くのプレコが生息する南米大陸のアマゾン川はとても流れが強い川だ。
そこに生息するプレコ達は水の流れに強い構造で作られた淡水魚だ。
特に流線型の体と何でも吸い付く口は、正しく激流に耐える構造である。
また、プレコは鰓が他の淡水魚に比べて小さいことも、激流によって豊富な酸素供給ができる環境だからこそ設計されたものだろう。

そんな多くのプレコ達は強い水流の環境下では成長が早いと云われている。
また、強い水流は運動不足を解消することは勿論、ストレスを減らしたり病気やヒレの再生も早い。

ただ、一概には云えないが、水流を遅くして成長を遅くすることで、発色期が長くなり通常よりも赤く染まる色揚げ効果もあるとも一部では云われている。

昨今では魚にも痛覚/社会性/個性/感情があることが判明されてきたように、まだまだ魚は未知な生体である。
勿論、水槽下のデータは世の中まだまだ少ない。
そのために有益なデータは、リスクを恐れて新しい変化を嫌う日本人からよりも、オリジナリティな発想思考を持って日々研究している海外ユーザーから収集するのが信憑性が高い。

水槽用のサーキュレーターを購入

私は、現地で流れの速い地域に生息するプレコに限っては、水槽の中でも水流を激流にして飼育したいと考えている。

そこで欠かせないのがサーキュレーターだ。
一般的な外部フィルターや水中ポンプとの違いは下記を見て欲しい。

  • 外部フィルターや水中ポンプ ろ過や汲み上げを意図された構造であるため水流専門ではない
  • サーキュレーター 水槽の遠くまで強い水流を起こす。

簡単に云えば、水流の飛距離と強さが違う
さらに自然な水流を発生させるにはサーキュレーターを使うしかない。

カミハタ リオプロップ2000
私の購入したサーキュレーターは、カミハタのリオプロップ2000。

このシリーズは4種類あって、下位から2番目のモデル。
消費電力とのバランスも考慮して、まずは60㎝水槽で使うのでこれでいいと思った。
一番最下位のリオプロップ1000じゃないのは、1000だとエアレーションのチューブが差し込めないから。
そう、このリオプロップシリーズは2000からエアレーション機能が付いているのだ。

  • リオプロップ1000 900~1200(L/h) 4.0W/4.5W(50hz/60hz)
  • リオプロップ2000 1600~2000(L/h) 4.5W/7.5W
  • リオプロップ3000 3000~3800(L/h) 9.0W/15.0W
  • リオプロップ4000 4500~5700(L/h) 12.0W/22.0W

ちなみに東日本と西日本では消費電力が違うので、購入の際は地域の周波数に注意してほしい。
エーハイムは西日本の方が性能が高くなるのに対して、カミハタは西日本に住んでいて損した気分だ。

カミハタ リオプロップ2000
マグネットホルダー

リオプロップのマグネットホルダーは、ネオジウムみたいに強力ではないが適度な磁力がある。
説明書には落下防止の理由で縦向きのみの設置を注意しているが、横向きに設置してもズレたりすることはない。
マグネット式のコケ取りガラスクリーナーのように、ある程度なら水槽外側のホルダーを動かして水槽内のサーキュレーターの位置を動かせる。

カミハタ リオプロップ2000
エアチューブ差込口

エアチューブの穴は狭く、外径5㎜のエアチューブがピッタリだった。
柔らかいシリコンチューブだと差し込み難いかも。
ビニール製の硬いエアチューブの方が差し込んで固定しやすい。
カミハタ リオプロップ2000
カバーを外した状態

ホルダーは上下左右向きを変えて固定できる。

実際に使用してみて、十分な水流が得られた。
当初は2000では強すぎるかなと思ったが、実際に使用してみると洗濯機には程遠く、多少流れの速い川の中って感じ。
プレコ達も激流スパルタってワケじゃなく余裕みたいだ。

恐らく、一般的な用途では90㎝プレコ水槽で強い水流を求めている人には丁度良いか多少足りない感があるかもね。
私なら90㎝プレコ水槽だとリオプロップ4000を買いそうだが、一般的にはリオプロップ2000が丁度良さそうだ。

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プレコ水槽に激流を起こす リオプロップ6000

プレコ水槽に最大の激流を再現するならば、5900ℓ/hのリオプロップ6000も試してみたい。
一般的には120㎝水槽などに使うことを想定した性能なのだが、アマゾン上流の激しい流れなんか再現したければ、このくらいの水流は必要だろうか。
ただ、消費電力が大きいので限定的な使い方が良さそう。

我が家は大型トリム系が多いので、何れ激流は通る道だろう。
かつては、カミハタ SEIOという水流ポンプもあったが、今では廃盤となっている
それ故に激流はリオプロップ化怪しい中華製の自爆ポンプしかない。
検証してみたい。

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自爆ポンプ
60㎝プレコ水槽のエアレーション

競合商品でネワウェーブ2 NWA 1900 adjという、消費電力3w程度の似たようなサーキュレーターもあった。
然し、ホルダーの強度不足やエアレーション機能がない等の理由でリオプロップにした。
遠くまで水流を飛ばす能力もリオプロップの方が上だと思う。
ネワウェーブ2の渦巻く水流は拡散力に優れるのに対して、リオプロップは太い水流を真っすぐ遠くに飛ばすよう特化している。
これらはサーキュレータ本来のプロペラ構造で大きく変化する。

常時付けっ放しなら、水流の弱さがあるがネワウェーブとかの方が電気代が安いのでお勧めだ。
ただ、リオプロップの方が水流は強くて太い感じ。

プレコ水槽の水流を動画で比較する

プレコ水槽の水流を動画で詳しく比較したい。
各10秒程度の動画ですので参考にされたし。

動画は3段階で比較している。
1.エーハイム2213+ディフューザー
2.エーハイム2213+ディフューザー カミハタ リオプロップ2000
3.エーハイム2213+ディフューザー カミハタ リオプロップ2000+エアレーション

このエアレーション効果が私がリオプロップを選んだ理由だ。
静音の関係で、これでもエアレーションの出力は50%程度に絞っている。水流が落ちることはない。

サーキュレーターを使うと、外部フィルターのディフューザーの泡を水槽全体に拡散する相乗効果がある。
水流があるので、水槽全体の水を均等に外部フィルターに循環させることができる。
外部フィルターのストレーナーの高さは事情で水面近くに設定している。
これによりエア噛みが多少起こるが、ストレーナーの位置をサーキュレーター後方に設置することである程度回避できる。

多くのプレコは激流だと活発になって餌食いもよくなる。
オマケにフィラメントや傷の再生にも貢献したりと激流にはメリットが大きい。

また、成長の遅いトリムやロイヤル系も成長促進効果も期待できる。

特にトリム系やロイヤル系などの大型種を飼育している人は強い水流を試してもらいたい。

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