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プレコ飼育10年で発見した高性能 ろ材の使い方【2023年版】

ろ材

この記事では、私がお薦めするプレコ水槽に使うフィルターに適した ろ材を題材にしたい。

昨今では様々な高性能ろ材が販売されている。
それぞれ各メーカー独自のノウハウや特徴が色付けされている。

その中でもプレコ水槽に適した濾過材(ろ材)は、一体どれなのか。

糞の多いプレコは淡水魚の中でも特に水を汚す魚だ。
糞はどんなにバクテリアが繁殖している水槽でもすぐに分解できない。
故に、プレコ水槽では物理濾過の大半を占める糞掃除を毎日手動で行う必要がある。

そこで私は、プレコ水槽に適したろ材というものは、物理濾過よりも生物濾過が優れるものが適していると考えてる。

ここではボール/リング状のろ材を主軸とする。
活性炭や化学吸着系の話はサブとして考察する。

プレコ飼育初心者の人は、下の記事も是非読んでほしい。

ろ材

プレコ水槽にお薦め ろ材

私は外部フィルターでプレコを飼育している。
故に、今回は外部フィルター向きのおすすめ ろ材紹介になる。
初心者の人の参考になれば幸いだ。

早速だが、私が外部フィルターのろ材に求める条件は1番に軽さ。
勿論、多孔質とかバクテリア定着面積とか物理濾過も重要視しているが、一番に軽さは外せない。
それで私が実際に使ってきたろ材の中でお薦めは以下3つ。

  • ZOOX ネクストジェネレーション バイオメディア M 2.25L
  • ウォーターエンジニアリング キャビティ
  • sera シポラックス 1リットル(290g)

ウォーターエンジニアリング キャビティ

キャビティの特徴は、他のろ材とは異なるマカロニみたいな球体状でプラスチック製。
非常に軽いのが特徴で、球状でありながら細かい襞が内部まで水流を作る。
それはリング状以上の通水性を誇る。

キャビティフロー

特殊マカロニ構造が水流を作り、ろ材内部まで水の通り道を作ることで物理と生物ろ過を高効率で行うこと。

キャビティと相性が良いフィルターは、強い水流を発生させる水中/外部フィルター。
流動フィルターなどと相性が良さそうだ。

効率良くキャビティフローを発生させる為には、上部フィルターよりパワーのある外部フィルターが向いている。
極限まで軽く、水流と相性が良い構造のろ材なので、外部フィルターと相性がいい。
水中フィルターのエーハイム バイオパワー2412との相性も抜群だった。
現在はメイン濾過器のエーハイム2273の最下段に搭載している。

欠点はプラスチック製なのでバクテリア定着まで時間が掛かること。
初心者には、キャビティだけで水槽立ち上げは辛い。

プラの溶け出しで生体と水質に与える影響に懸念があるが、問題があるとしたら長期的な話になるだろ。
一概にせよ、強力な濾過能力を持つろ材であることは間違いない。

プラスチックは有害

私は、エアチューブなど自分で対策できる範囲は無害な純国産のシリコン100%等に替えてはいる。
然し、ヒーターカバーやコード、フィルターやストレーナー自体もプラスチック製で対策にも限界がある。
まあ、海水ではなく淡水で使用しているので、あまり溶け出さないと楽観視している。

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ZOOX ネクストジェネレーション バイオメディア M 2.25L

高級ろ材であるZOOX ネクストジェネレーション バイオメディアは、次世代ろ材である。
90㎝プレコ水槽で使い続けている一番のお薦めろ材である。
このろ材の優れた特徴は以下。

  • オールコネクテッド構造で一般的なろ材より数倍の表面積がある
  • 洗ってもバクテリアを70%程度は保持する
  • レジン製多層ポリマーで生体の健康と水質に影響がない。
  • 形が崩れなく粉も出ない。
  • 弾力性があるのでコンテナに限界まで詰め込める。

サブストやキャビティを使っていた時は、ろ材を洗浄すると濾過力が明らかに落ちていた。
しかし、バイオメディアは洗浄しても濾過力がそれほど落ちなく、2日程度で元の濾過能力に戻る。
これはメーカーの謳い文句通りにバクテリアが落ちにくい効果だと思われる。
体感ではサブストの3倍くらいの濾過力があると思う。

欠点は目詰まりしやすいので、まめにカルキを抜いた水で洗浄した方がいい。
物理濾過には全く向かないので、ストレーナーにカバーを付けるとか、他のろ材に物理担当させるなど対策が必要だ。
バイオメディアは、目詰まりしやすいデメリットに引き換えても、強力な生物濾過能力が期待できるので、ろ材コンテナ1段でも入れる価値はある。

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sera シポラックス 1リットル(290g)

sera シポラックスはガラス製の高級ろ材。
2023年から90㎝プレコ水槽に導入してる。

最大の特徴は素材の内側と外側から完全に水が浸透する。
その結果、270㎡というテニスコート1面分の面積を誇る。
これはセラミックろ過材の34倍の定着面積がある。

通常のろ材は、アンモニウム/アンモニア(NH4/NH3)、亜硝酸塩(NO2)を浄化させるが、シポラックスを使うと硝酸塩(NO3)の値まで下がりだす。
シポラックスの外側で好気性バクテリアが硝化作用を行い、酸素の少ないろ材内部で嫌気性バクテリアが脱窒作用を行うからだ。

欠点は粉が出て割れやすい

欠点は粉が出まくるので、使用前によく洗うこと。
粉が出まくって外箱まで粉塗れの状態で販売されている程。
また、ガラス製の為に割れやすく、扱いは丁寧にしなければならない。
使用中も割れなどに注意して扱うことが重要なデリケート濾材。

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おすすめな ろ材の組み合わせはシポラックス とバイオメディア

私がおすすめする ろ材の組み合わせは、シポラックス とバイオメディアの組み合わせ。

家の90㎝プレコ水槽では、キャビティ、バイオメディア、シポラックスの順に組み合わせている。
バイオメディアを目詰まりさせない為、粉の出やすいシポラックスを最上段に配置している。
キャビティは高い物理濾過能力があるし、ストレーナーはプレフィルター化しているので万全だ。

物理濾過大半のキャビティは要らない

キャビティは通水性と物理濾過が優秀週で心強いろ材だ。
しかし、キャビティはバクテリア定着が遅欠点が大きい。
それはメンテナンス時にバクテリアが大量に失われるのが体感で判るほど。

この辺を考慮して今後はバイオメディアとシポラックスの2つだけで運用しようと考えている。
バイオメディアは物理濾過が弱点だが、その対策としてストレーナーにスポンジを付けており、ろ過機に糞が吸い込まれるのを防いでいる。
さらに日常行う徹底した糞掃除で対応したいと思っている。

ストレーナースポンジの有効性

ろ材を長持ちさせる一工夫

前途でも書いたが、ろ材を長持ちさせる工夫に給水パイプのストレーナーにスポンジを付けるという工夫がある。
スポンジには粗目と細目があるので、飼う生体によって使い分けよう。

インペやスカーレットトリム等の通常の糞なら粗目で十分だ。
逆にロイヤルプレコの様に流木のカスが細かく出るなら、細目にしないとスポンジをすり抜けてフィルターの中にカスが侵入してしまう。

細目にすると詰まりやすいので、できればストレーナースポンジを毎日メンテしたいところ。
スポンジにこびり付いたカスを水道水で洗い流すだけでいい。

何れにせよ、優れたろ材もメンテナンスを日々確りと行って維持しなければ意味がない。

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