今日は私が持っているプレコの飼育書を紹介したいと思います。
プレコの本って、熱帯魚の本の中ではニッチな方。
それでも数種類あって、初心者はどの本を読んでいいか判らないと思う。
私は10年前からプレコの本を見かけたら片っ端から買って読んできました。
その中から私がお勧めする本を紹介します。
プレコ本に興味のある方の参考に少しでもなれば幸いです。
各本の中身なんかも2ページほど画像付きで紹介します。
目次
プレコ大図鑑
プレコ大図鑑と云う名称だが、図鑑と云うより飼育の手引き書。
初心者向きの図鑑とレイアウトや飼い方などの一般的な飼育書を混ぜたような中途半端な本。
この本に書いてある設備や飼育方法は、2011年の頃の内容が標準とされている。
一番最初に読んだ本だけあって、1冊ボロボロまで読んで暗記している。
その為2冊持っている。
![プレコ大図鑑](https://horopa.net/wp-content/uploads/2021/05/YOM8986-1024x683.jpg)
![プレコ大図鑑](https://horopa.net/wp-content/uploads/2021/05/YOM9022_1-1024x768.jpg)
当時真剣に読んで情報は衝撃的だったが、今となっては広く浅く程度の内容の本だと思う。
再販もされているので入手性が高く、日本人に無難な飼育方法が主な内容だ。
![プレコ大図鑑](https://horopa.net/wp-content/uploads/2022/02/1012175-1024x768.jpg)
![プレコ大図鑑](https://horopa.net/wp-content/uploads/2022/02/1012176-1024x768.jpg)
ザ・プレコ
持っているプレコ本の中で図鑑に位置する。
まさにプレコに特化した正統派の図鑑と云っていい。
プレコの図鑑が欲しければ、プレコ大図鑑よりもザ・プレコをお勧めする。
写真中心に大雑把にパナクエ、トリム、インペ等が個別に1匹ずつ贅沢にページを割いて掲載。
欧州の珍しい個体や近年の種は記載ないが、写真の迫力があってよく特徴が判るようになっている。
まあ、アマゾン川の魚は未だに全体の数パーセントしか発見されていないと云う。
故に今でも新種のプレコは常に発見され続けている。
![ザ・プレコ](https://horopa.net/wp-content/uploads/2021/05/YOM8987-1024x683.jpg)
![](https://horopa.net/wp-content/uploads/2021/05/YOM9002-1024x683.jpg)
この本を読んでからプレコのLナンバーを覚えるようになった。
ただ、2007年製と情報が古い。
プレコ大図鑑同様に、この本で紹介されているプレコの餌や濾過システムや器具は数世代前のものだろう。
特筆すべきはロイヤルの飼育方法に詳しい内容。
特に実際のロイヤルプレコ水槽の飼育例や多少のノウハウなどが書いてある。
![ザ・プレコ](https://horopa.net/wp-content/uploads/2022/02/1012179-1024x768.jpg)
![ザ・プレコ](https://horopa.net/wp-content/uploads/2022/02/1012180-1024x768.jpg)
プレコの仲間 キーパーズガイド
1996年発行の本だけにプレコの情報や飼育ノウハウは古い情報だ。
故にヤフオクとかで捨て値で売られていることが多いプレコ本。
だがしかし、決して糞内容という訳ではなく、1冊読めばプレコと云う淡水魚を知ることができる。
白黒ページが多いが、それでも内容は詳細に書かれている。
各種別の特徴や生態を写真が図を入れて解説。
特に混泳や病気について参考になった。
![プレコの仲間 キーパーズガイド](https://horopa.net/wp-content/uploads/2021/05/YOM8988-1024x683.jpg)
![プレコの仲間 キーパーズガイド](https://horopa.net/wp-content/uploads/2021/05/YOM9011-1024x768.jpg)
繁殖、餌、器具についての情報は相当古い。
![プレコの仲間 キーパーズガイド](https://horopa.net/wp-content/uploads/2022/02/1012181-1024x768.jpg)
![プレコの仲間 キーパーズガイド](https://horopa.net/wp-content/uploads/2022/02/1012182-1024x768.jpg)
ProFile 100 Extra プレコの仲間
2022年現在でも比較的簡単に入手できるのが強み。
ページ数が46Pのパンフレットのような薄い本。
A4の迫力満点なプレコの写真が拝められる。
プレコをショップで購入する方法から、水槽導入後の育成方法までが記載している。
ページ数が少ないので、プレコ初心者のクイックスタートガイドって感じに使えるかもね。
![ProFile 100 Extra プレコの仲間](https://horopa.net/wp-content/uploads/2021/05/YOM8989-1024x683.jpg)
![ProFile 100 Extra プレコの仲間](https://horopa.net/wp-content/uploads/2021/05/YOM8996-1024x683.jpg)
プレコ飼育のクイックスタートガイドと云ったイメージだと思ってくれればいい。
![ProFile 100 Extra プレコの仲間](https://horopa.net/wp-content/uploads/2022/02/1012183-1024x768.jpg)
![ProFile 100 Extra プレコの仲間](https://horopa.net/wp-content/uploads/2022/02/1012184-1024x768.jpg)
世界のナマズ 増補改訂版
最近買った図鑑。プレコも結構な種が載っている。
プレコと云うよりナマズ全般の図鑑。
有名なデンキナマズ等の南米や世界各国淡水ナマズが小型から大型まで写真付きで掲載。
珍しいナマズを通販で欲しいときに参考になる手引書。
コリドラスの種類なんかもびっしり書かれている。
この本最大の特徴は各ナマズの最大体長が詳細に記載されているところ。
プレコを飼育する前に、飼育したいプレコの最大体長は把握しておくべきだ。
セルフィンプレコを600円で購入して僅か1年で30㎝に覚醒して、飼育し切れなくなったという事故を防げる。
![世界のナマズ 増補改訂版](https://horopa.net/wp-content/uploads/2021/05/YOM8990-1024x683.jpg)
![世界のナマズ 増補改訂版](https://horopa.net/wp-content/uploads/2021/05/YOM9023-1024x768.jpg)
この本で最大体長を調べながら、いつか東南アジアの小型ナマズなんか飼ってみたい。
ナマズと云う魚は大きく成長するイメージが強いが、東南アジアなどに意外と小型で生涯飼育できるナマズがいることを知る。
それらを探してアクアショップ巡りして出会えたら購入してしまいそう。
![世界のナマズ 増補改訂版](https://horopa.net/wp-content/uploads/2022/02/1012177-1024x768.jpg)
![世界のナマズ 増補改訂版](https://horopa.net/wp-content/uploads/2022/02/1012178-1024x768.jpg)
プレコニア
プレコマニアなら必ず持っていると云われるプレコ本の聖書。
15年前の本だが、現代でも通用する高解像度のプレコの写真を多く掲載。
色々な本を見てきたのだが、プレコニアは写真が凄まじく大迫力で綺麗だ。
その画像クォリティは他のプレコ本を寄せ付けないほど。
各プレコの内容も大きなページで記載されており、図鑑のような感覚になる。
![プレコニア](https://horopa.net/wp-content/uploads/2022/02/1012185-1024x768.jpg)
プレコニア vol.2―プレコ専門情報誌 2007年6月1日 208P
![プレコニア](https://horopa.net/wp-content/uploads/2022/02/1012188-1024x768.jpg)
![プレコニア](https://horopa.net/wp-content/uploads/2022/02/1012187-1024x768.jpg)
この本は、立ち位置的にはプレコのLナンバーカタログとなる。
殆どのページがカラー写真で構築されており、まるでプレコの写真集を見ているかのような感覚になる。
コレ系でお約束のプレコ愛好家のお宅訪問コーナーもある。
![プレコニア](https://horopa.net/wp-content/uploads/2022/02/1012186-1024x768.jpg)
![プレコニア](https://horopa.net/wp-content/uploads/2022/02/1012189-1024x768.jpg)
出版会社が製本するときに下請けケチってミスしている。
故に状態の悪いものだとページが分解しているので、中古で買う人は注意したほうがいい。
因みにそういう本は木工ボンドで修理できる。
プレコ飼育のコアなノウハウを収集するのにお勧めな情報源というものは、書籍以外に海外ブログやInstagram等を活用することだ。
別のカテゴリでも同じことが云えるが、国内外問わず知識が豊富なコアユーザーというものは、TwitterやYou Tubeを避ける。
それ等は企業の利権や政治利用に使われるからこそ無料で配っているのであって、それ故にB層が大半を占めており有益な情報は期待できない。
おすすめのプレコ飼育書で知識をつけろ【書籍2023年版】
![プレコ飼育書](http://horopa.net/wp-content/uploads/2016/06/osakanablog-241.jpg)
プレコの飼育書は日本の通販で買える分にはそんなに数がない。
店頭だとプレコに関する本が全く無かったり。
特に初心者で生き物を飼うのには飼育書が重要なアイテムになるし、初心者だからドレを選んで良いか判らないと思う。
自分もプレコ飼育を始めたた頃は、地元にプレコに詳しいショップもなく、聞ける人もいなくて飼育書を読み漁った経験があります。
今日紹介した本の中で、実際に役に立つと思ったのは下記3つ。
- プレコ大図鑑―プレコの全てをなめつくせ! (アクアライフ編集部)
- ザ・プレコ―吸いつきナマズの飼育と楽しみ方 (竹本 賢司)
- プレコの仲間 キーパーズガイド2(松坂實・奥津匡倫)
初心者なら迷わずプレコ大図鑑。
1,980円とリーズナブルでありながら、比較的入手性が高い。
内容も代表的な魚類を鮮明な画像で掲載している。
特に飼育初めのころ不安である飼育方法や病気の対策まで載っている。
以上の理由で、何も知らない初心者が読む本として無難な選択肢かも。
図鑑派ならザ・プレコがプレコニアである。
数多くのプレコ達が鮮明な画像で掲載され、種類別に飼育方法や病気対策まで詳細に記されている。
新品で4,000円近くする価格が許せるなら、是非ともお薦めしたい飼育書だ。
プレコの仲間 キーパーズガイド2はプレコの歴史みたいな雑記本なので、知識を入れる参考書として役に立つが飼育書としては情報が古いかも。
著者によって書いてる内容が違う点
この手の飼育本は、プレコの特徴や飼育方法が著者によって書かれている内容が違うというもの。
pHでいうとザ・プレコでは6.0~6.8の弱酸性と書かれているが、プレコ大図鑑では7.0~7.5と書かれていたり、水温も本によって25℃にしろとか27℃が丁度よいとか。
だったらどれが正しいかと云うと、実は熱帯魚飼育には殆ど正解というものはない。
国によって飼育の考えが違う
pHだと欧州では弱アルカリ性でプレコを飼育している人が殆どらしいし、極端に酸性やアルカリ性でない限り慣れた水が一番な訳で、一番重要なのはpHは中性前後を目安として神経質すぎないで、基本的に大切な事は水質を極端に変化させない事だと思う。
個人的な意見では水温に関してはpHよりも水質の急激な変化や水の汚れに気を付けていれば良いのではないかと思う。
魚も人間と同じで環境に慣れる生き物なので、自宅の水や環境に慣れさせれば大丈夫ということだ。
浄水器使ったり、水質調整剤で軟水にした水道水に慣れさせるみたいな飼い方がベストだ。
プレコ本は通販で探す
プレコ本は需要が少ないのか書店で殆どみかけない。
隠れてばかりいるプレコなんかは一般人が熱帯魚飼育をする鑑賞魚ではなく、飼っている人自体が少ない。
まあ、仕方のないことでが、相場について書かれた本は一冊もない。
故に値段はネットとかで調べるしかない。
特にプレコニアは伝説とまで云われる書籍で非常に高価な価格で転売されていることもある。
伝説の本といっても、私がみるに適正価格は2,000円程度で状態が極上でも4,000円以下が妥当なので騙されないようにしよう。
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